年収1110万円「29歳独身編集者」のリッチ生活 出版は斜陽産業じゃなかったの?
「結果が出せなければ、肩身が狭くなっていく弱肉強食の職場。常に良いアウトプットを出なさいといけないプレッシャーはあります」
現在、目黒駅から徒歩15分ほどの3LDKのマンションに、大学時代の友人2人とハウスシェアリングをしている。1人あたりの家賃は8万円程。働く業界も生活リズムも異なる為、平日はあまり顔を合わせないが、土日は彼らと一緒に過ごすことも多い。
そんな澤村さんの家計簿を見ると、あらゆるモノに満遍なく出費している様子だ。平日は仕事に没頭し、休日はしっかり休むようにしているそうだが、彼のお金の使い方からは、さらに面白いものを追求する編集者らしさが滲み見えてきたのだった。
BBQにランクル購入、リア充のかぎりを尽くす
交際費(19%)15万円
平日は週に2~3回、打合せを兼ねて作家の自宅周辺で飲む。会社の経費で精算出来る為、ここでの支出には含まれていないが、交際費の殆どは金曜と週末のプライベートな飲み会に消えていくという。
平日は、仕事の合間に同僚と夕食を食べることもあり、神楽坂にある『鮨 十兵衛』によく足を運ぶ。プライベートでは、恵比寿や三軒茶屋に行くことが多く、一押しの店は三軒茶屋にある、鮨屋『魚しん』。寿司屋にも関わらず、メインは沖縄料理という意外性と居心地の良さが気に入っているそうだ。
また、土日はよくホームパーティを開く。最近はルームメイトの誕生日祝いに、自宅のバルコニーで20名規模のBBQパーティを開催した。7月は、食材や機材一式、テント等(娯楽費として2万円)を揃えたことでいつも以上に出費が出てしまったという。
「僕、飲み会や食事会に行っても『いいよ、いいよ』って行って結局は全部奢ってしまうことが多いんです。」と、交際費が膨らんでいるのは面倒見の良さゆえだろうか。
交通費や車のローン(17%)9万円
仕事が一山超えた為、自分へのご褒美にと「トヨタ・ランドクルーザー」を500万円ほどで購入した。月のローンは4万円だ。武骨でワイルドなフォルムが気に入ったと話す。
「三軒茶屋の不動産購入も考えたんですけどね。今がタイミングじゃないなっていうのと、友達から29歳独身で不動産持ってたらキモいよ、って言われて車購入にしました(笑)駐車場だけで3万円も掛かるもんなんですね。車はやっぱりカネが掛かるなと改めて思いました」
取材時はまだ納車待ちということだったが、納車の暁には、ルームメイトたちとドライブがてら千葉県船橋にあるソースラーメンを食べに行きたいんです、と楽しみを隠し切れない様子だった。