米国経済は再びスプリング・スランプに陥るか 景気・経済観測(米国)

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メジャーリーグが開幕してちょうど1カ月が経過した。テキサス・レンジャーズのダルビッシュ投手がすでに5勝を記録しているほか、ここニューヨークではヤンキースの黒田投手が4勝目をあげるなど、日本人選手の活躍が目立っている。5月3日時点の両チームの順位は、それぞれの地区リーグで1位、2位と、順調な滑り出しをみせている。

一方、大型補強で前評判が高かったトロント・ブルージェイズやロサンゼルス・エンゼルスは開幕早々に失速、ともにリーグ下位に低迷している。故障者が続出したことに加え、期待の目玉選手が深刻なスランプに陥っていることが、その理由だ。スタートダッシュに失敗した両球団だが、実力自体は申し分ない。9月末までの長いシーズンで、どこまで盛り返すことができるのか、ファンならずとも気になるところである。

米国経済に再びスランプの兆し

スランプといえば、米国経済にも足元で失速の兆しがうかがえる。

前月のコラムで触れたとおり、米国経済は過去3年間、年明けに回復期待が高まりながら、春から年央にかけて景気が失速するというサイクルを繰り返してきた。こうした春の景気失速を、米国ではスプリング・スランプと呼んでいる。

今年も4月以降、景気回復ペースの鈍化を示唆する指標が相次いだことから、市場では「またスプリング・スランプに陥るのではないか」という懸念が台頭している。

事実、4月初めに発表された3月の製造業ISM指数は4カ月ぶりに低下し、ほぼ横ばいを見込んでいた市場にとってはネガティブサプライズとなった。4月の同指数も2カ月連続で低下し、企業業況の改善ペースが鈍っていることを示している。

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