大騒動!ハマ番長引退試合のチケット争奪戦 最長11時間待ちとなったハマスタの長い1日

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野球好きの知人によれば、コボスタ宮城はこのあたりのチェックが厳格で、開門を待つ外野自由席の場所取りの列の場合、球場スタッフが巡回し、前の巡回時から人が増えていないかをこまめにチェックしているという。だが、22日のハマスタのケースでは並んでいる人数のケタが違い、この方法が通用するとは思えない。整理券を配布すれば割り込みを阻止出来る一方で、その整理券自体を高値で取引する人が出てくるだろう。

22日のチケットを買っていて、22日分の払い戻しと29日のチケット購入両方のために列に並んでいた人にとっては、一から買い直せとは何とも惨い仕打ちに感じられただろう。中止になったゲームのチケットが、そのまま振り替えゲームでも使えるようにしてくれたら、と思うのが人情だ。

発券場所で異なる払い戻し期間

雨天などで中止になったゲームのチケットは、どの球団でもすべて払い戻しになり、振り替えゲームのチケットは買い直しになる。なぜそうなるのか。まず、中止ゲームのチケットを振り替えゲームのチケットとして有効にすることは、技術的には不可能ではない。だが、中止ゲームのチケットを買っていた人全員が振り替えゲームにも来られる保証はない。そこで中止ゲームの払い戻しだけを求める人にだけ払い戻しに応じる、とすればどうか。技術的には可能な話だ。

しかし、振り替えゲームの開催日時までの期間が短い場合、払い戻された席を再販売するには、払い戻し期間を極端に短くしなければならなくなる。だが、チケットは販売した時点で中止になった場合の払い戻しルールを決めて売っている。これは契約条項なのでいきなり反故にすることはできない。この払い戻し期間は発券場所によってそれぞれ異なる。プレイガイド経由は買った場所での返金となり、期間はローソンだけが1週間以内でそれ以外は基本的に2週間。

球団直営のチケットサイトで買った場合でも、クレジットカード決済でQR発券の場合は引き落とし口座に直接返金、球場発券だと球場窓口で返金するが、期間は球場によって7日間だったり1カ月だったりする。こういった事情を勘案して中止ゲームのルールは決められており、第三者のプレイガイドを常時巻き込んでいる以上、簡単にはルールは変えられない。

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