大騒動!ハマ番長引退試合のチケット争奪戦 最長11時間待ちとなったハマスタの長い1日
22日の観戦を予定していた筆者が球場に到着したのは13時5分すぎ。中止は球場到着前に知っていたので、払い戻しと振り替えゲームのチケット購入を済ませておこう、くらいの軽い気持ちで球場へ向かった。この時点でもチケット販売窓口へ続く列はかなりの長さになっていて、列の最後尾を示すプラカードを持った球場スタッフは「購入まで2~3時間お待ちいただく可能性があります」と呼びかけていた。
だが、この10分くらい後から列が急速に延びだした。ちらほら耳に入ってくるのは「番長の引退ゲームが24日ではなく29日になるというから、あわてて家から駆けつけてきた」という会話だった。
チケットを求めるファンが球場に殺到
29日のチケットはこの時点では球場窓口でのみ販売が始まっていて、球団のチケットサイト・ベイチケでの販売開始はシステム準備の関係で翌23日の17時から。実際には球団側は、遠隔地のファンが不利益を被らないように、球場窓口販売分、ベイチケ販売分、プレイガイド販売分それぞれに一定数量を割り当てていた。
この日に買わなければベイチケやプレイガイドで買えなくなるということはなかったのだが、そのことが球団サイトで正確に告知されていたわけではなかったし、座りたい場所は誰でも同じ。翌日まで待つと良い席はあらかた売り切れ、それどころかチケット自体買えなくなるかもしれないと考えるファンが球場に殺到したのだろう。
チケット売り場から外野8番ゲート付近までのスペースに、驚異的なスピードで幾重にも列が出来ていき、最終的にこの日の販売は15時までに列に並んだ人までとし、それ以降は列にも並ばせないという措置がとられた。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら