iPhone7超予測!「次の10年への刷新」の全貌 9月7日発表のiPhoneは何が変わるのか

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6月13日のソフトウエア開発者向け会議「WWDC 2016」でiOS 10が発表された(筆者撮影)

9月7日に米国サンフランシスコでスペシャルイベントが開催されることが明らかになっているアップル。この日に次期iPhoneが発表されることは公然の秘密だ。また、米AT&T Wirelessからと思われる内部資料が流出し、その発売日として9月23日が予定されていることも明らかになっている。ただし、iPhoneが供給される各キャリアとの商談は、通常、発表会後の午後から行われることや、予定する発売日が漏れたことでアップルが発売日を変更する可能性もあるが、基本的には23日だと考えていいだろう。

そのハードウエア概要に関しても、さまざまなうわさが漏れ出している。薄型化、イヤホン端子の廃止、充電仕様改良による充電速度向上、自撮り用カメラの手ぶれ補正機能搭載、一定以上の耐水・防水性など。それにもちろん性能の向上である。

予想されていない「新機能」はある

こうした予想は近年、アップルの生産規模広大に伴うパートナー企業の増加などもあって“当たる”というよりも、本当の情報が流出しているケースが多いが、一方でまだ秘匿されている機能や、目立たないものの実質的な使い勝手などが向上している機能もある。たとえば昨年のiPhone 6Sシリーズの場合、世界中のどの国でも主要な周波数帯に良好な特性で接続できるマルチバンドのモデムとアンテナ設計が施されていた。

スペシャルイベントでは、わかりやすくキャッチーな機能に絞って紹介が行われるだろうが、そこだけからはわからない改良が施されていることは想像に難くない。しかし筆者は、最大の注目はアップルの新しい3つの基本ソフト(OS)群と新型ハードウエアがいかに連動し、より心地よい使い勝手を実現させるのか?だと思っている。

なぜなら、プロセッサやカメラの向上、新たなセンサーの搭載やコアプロセッサ搭載、タッチパネルの改良などによる性能、機能向上、それにともなう新しい利用シナリオの提案には限界がきているからだ。

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