V字回復のフラガール、「八重の桜」とコラボ

新型石炭火力IGCC稼働も追い風

この1月、1年ぶりにリニューアルされた新グランドポリネシアンショー「イムア・未来へ」の一幕

「フラガール」で著名な、スパリゾートハワイアンズ(福島県いわき市)を運営する常磐興産。まもなく決算期末を迎える今2013年3月期は、過去最大の赤字に沈んだ前期とは打って変わって、営業利益がV字回復の黒字化を遂げるなど、急速な立ち直りを見せている。

スパリゾートハワイアンズを中心とする本業の観光事業が、この春休みに入っても絶好調。さらに、前身の常磐炭礦時代からの“祖業”ともいえる石炭卸売事業も、原発停止に伴う火力発電需要の高まりを受けて、販売量が拡大しているからだ。 

100万人目指した年間利用者が139万人まで急回復

スパリゾートハワイアンズの今期の年間利用者数は、会社側の最新推計では、日帰り客139万人、宿泊客38万人程度まで拡大しそうだ。

東日本大震災後に長期休業を余儀なくされた前12年3月期の実績は、日帰り客37.3万人、宿泊客8.5万人と、1966年1月の開業以来最低レベル。今期については、会社側は期初の昨年5月段階では、まずは日帰り客100万人、宿泊客28万人程度への回復を見込んでいた。

ふたを開けてみれば、従来からの中心利用者層である首都圏ファミリー客は、風評被害の影響で回復がなお鈍いものの、被災地企業支援の動きから、企業など団体客の宿泊利用がゴールデンウイーク、夏休みなどの書き入れ時に盛り上がった。これを受けて会社側は、昨年9月時点で今期の年間利用者数見通しを、日帰り客135万人、宿泊客37.7万人に上方修正した。

その後は、昨年10~11月の旅行シーズンや、年末の忘年会シーズンも集客が順調に推移。1月にはフラガールらの演ずるショーを1年ぶりに刷新、新グランドポリネシアンショー「イムア・未来へ」(“イムア”はハワイ語で“進め”の意味)に衣替えしたことも、フラガールファンのリピーター需要を後押しした。

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