プロが辛口評価!「激安ロボ掃除機」の限界 集じん・メンテ・走行性能など4点を徹底検証
我が家には犬がいるので、抜け毛が多く、それがダストボックスの中に入らないことも。吸込み口に毛が詰まり、ダストボックスはほぼカラの状態で終了したこともありました。
おそらく、ダストボックスの入り口が小さすぎなのかと思われます。抜け毛のような、ふわふわしてかさばるホコリが多い家には向かないかもしれません。
また、「オート」だと壁にぶつからないようプログラミングされているため、壁際や家具のキワなどのホコリの取れ具合は甘め。ただし、壁際を掃除するための「エッジモード」を使えば解消できます。
多少の段差には果敢に挑む!根性はある印象
Checkその2 走行性能 4/5点
オートモードはランダム走行型。縦横無尽に動き周って時間をかけて掃除をするタイプです。16畳程度のLDをオートで掃除したところ、2時間45分動き続けてホームベースに戻りました。……長い。
ルンバのように床の広さを検知して、掃除が終わったと認識する知能は備えていないようで、電池切れになるまで動き続けていました。
ただし、2時間45分動き続けてくれたので、結果的にはムラなく走行してくれました。多少の段差は積極的にクリアしてくれますし、本体が少し乗り上げてしまっても諦めることなく脱出していたので、シャープのココロボやダイソン機に比べるとかなり根性はある印象。ルンバレベルに到達していると思います。
ダイニングテーブルの下のような家具の足が林立する場所でも、何度もいろんな方向からアプローチして入り込んでいたので、走行性能は優秀だと思います。
Checkその3 操作性 3/5点
本体はオートボタンのみなので、迷わず使えます。ただリモコンでないと壁際モードやスポットモードが使えないのは、やや不便。本体にも最低限のボタンは欲しいところです。
一方、リモコンはシンプルでいいのですが、スポットとエッジモードは、充電ステーションに本体がいるときだと設定できず、走行し始めてからしか指令を受け付けない点が気になりました。