ビジネス交流会で「学歴」を聞いてはいけない はじめての交流会・懇親会での振る舞い方

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話しかけるときには、「お名刺を交換させていただいてもよろしいでしょうか」と言えば、交流会の参加者で断る人はいない。その人の仕事内容や「この交流会にはよく来ているのか」など無難な内容をたずねて、会話をすることで、だんだんと緊張感がほぐれてくる。そうして知り合いが増えていけば、居場所ができたような安心感も得られる。

ポイント2  名刺は用意しすぎて困ることはない

交流会では、自分が思った以上に大量の名刺交換をすることがあり、途中で名刺を切らしてしまうことがある。名刺がなくなると相手の印象に残らなくなるし、「きちんと準備ができない人」というレッテルを貼られることもある。名刺は用意しすぎて困ることはないので、大量に持参しよう。

なお交流会で、会社の名刺ではなく、自分の名刺を作って配る人をたまに見かけるが、西山氏は「自宅の住所を記載するのはやめたほうがいい」とアドバイスする。交流会にはどんな人が来るかわからず、ストーカーまがいの人がいる可能性もあるからだ。男性なら大丈夫と思うかもしれないが、西山氏の周囲で起きた事例では、女性が男性の自宅に押しかけたケースもあるという。フリーランサーの人も同様に、自宅の住所を書いていないタイプの名刺を用意したほうが無難だ。

自己紹介で業界用語は使わない

ポイント3  自己紹介は1分以内でまとめる

交流会でつきものなのは、自己紹介。1対1で話すときもそうだが、交流会によっては、参加者を1テーブル数人に分けて、テーブルごとに自己紹介の時間を設けることもある。西山氏は、この自己紹介が非常に重要だという。「参加者は自己紹介の内容で、相手をものすごく値踏みする。それだけで勝負が決まると言っても過言ではない」

笑いが起きるようなことを話せればベストだが、最初からそこまでするのは難しいはず。西山氏は、「少なくとも1分以内に内容をまとめるべき」だという。交流会の場では多くの人の自己紹介を聞くので、端的にまとまっていないと頭に残らないからだ。また異業種交流会の場では、どんな業界の人にもわかるよう、業界用語を使わずに説明すること。

そして自己紹介でいきなり営業するのはご法度。自社の商品やサービスをガツガツと売り込むと、相手は確実に引いてしまう。

ポイント4  知り合いがいればあいさつをしておく

会社や取引先、業界関係などの付き合いで参加した場合、知っている人が会場にいるケースがある。顔を見かけたら、付き合いがあまりなくてもあいさつをしておいた方がいい。こういう場所で会ったことをきっかけに付き合いが深くなることもあるし、そもそも知っている人に会えば安心できる。

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