「撮影時期と太陽光の角度」→エリアを推測。「電柱の仕様」、「マンホールのデザイン」→地域の絞り込み。「車のボディーに写り込んだ景色」、「カーブミラーの映り込み」→番地の特定……これらすべて、実際に過去、2ちゃんねるで撮影場所の特定に至った際の「手がかり」です。
ちなみに先日放送された天皇陛下の「お気持ち表明」では、陛下の右後ろの焼き物、左後ろの飾り石、使用されたマイクの型番までが、放送中に特定されており、収録に使われたカメラの機種も、放送後まもなく特定されています。ネットの世界は、偶然でも誰か「ひとり」が知っていれば、瞬時に全員が知ることになるんです。
さすがに、日々ネットを使う際にこんな細かいことまで気にする必要ありません。「炎上」でも引き起こさなければ、ここまで気を配らなくても大丈夫。でも、たとえばタチの悪いストーカーに狙われた場合、このような知識が身を守る武器となります。まあ、知っていて損はないでしょう。
タイトルと日記の1行目までで、個人を特定できるケース
では「私は今までもこれからも、写真なんて1枚も公開しない! 完璧である! だから大丈夫」なんていう方が、もし仮にいたとしたら……残念ながら、答えはNOです。
これは、ほぼこのままに近い形で実在するブログ(固有名詞はガッツリ入れ替えましたが)です。このブログの場合、タイトルと日記の1行目までで、個人を特定できます。
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