ここ最近、国内でも女の子の間でチアダンスが人気だ。日本チアダンス協会主催による公式大会では、出場チーム数が2002年大会の42から、2012年大会の362へとおよそ8.6倍に急増した。
2004年、日本人として初めて高校生チームが全米大会で優勝したことをきっかけに、チアダンスがメディアで広く報道され、認知されるようになったという。同時期、TVのバラエティ番組でチアダンスを踊るキャラクターがブレークし、さらに人気に拍車をかけた。
昨年、中学でダンスが必修となったことを受けて、小中学生の間でチアダンスも習いごとのひとつとして関心を集めているようだ。「地域によっては、チアダンス教室が定員オーバーとなり、キャンセル待ちのクラスも出てきています」(同協会)。
下の名前で呼び合うことで、チーム力を高める
チアリーダーというと、学生時代から続けているケースが多い印象だが、おとなチア女子部Cheerfulの代表であるさとうやおさんは、チアの世界に社会人になってから飛び込んだ。
「チアリーダーになって“アメフトの応援”をしたい」
そんな昔からの夢をかなえるため、さとうさんは出版社に勤務しながら、初心者でも入部可能な社会人チアリーディングチームを探し出し、門をたたいた。
競技チアリーダーとして念願のデビューを果たし、技を磨いた後、社会人アメリカンフットボール、Xリーグのチアリーディングチームの試験を受けて見事合格。以降、会社員生活を続けながら、Jリーグや日本バスケットボールリーグ(JBL)のチアリーディングチームのコーチ、ディレクターなどを経験した。チア歴は16年となる。
昨年には自分のチアダンスチームを設立。それが同クラブだ。
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