今が行き時!自由旅行解禁のロシアが熱い

円高のこの夏行きたい「ディープな旅」

旅行代理店を介してホテルや交通機関を予約する必要がなくなったため、マージンをとられることなく、本来の値段で宿泊や移動をすることができるようになりました。私が今年の3月にロシアを旅した時に、実際にその恩恵に浴することができましたが、それまでと比べ、ホテル料金はだいたい3分の1になりました。しかも今はルーブル安なので、実質6分の1くらいの値段です。

自由旅行解禁の裏事情

今、ロシアはものすごく景気が悪いです。一昨年に発生したロシアのクリミア半島領有化に対し、西側諸国が経済制裁を加えているためです。困ったロシア政府が、手っ取り早く外貨を得るために考えたのが、多くの観光客に来てもらうことでした。その手立てとして自由旅行を解禁する、というわけです。

シベリア鉄道の車内

実は、以前も自由旅行が解禁になったことがありました。やはり景気の悪化が原因で、観光客にお金を落としてもらおうと考えたのです。困ったのは旅行代理店です。それまでマージンを取ることで食べていたのに、それができなくなったからです。旅行業界からの猛反発により、結局その時は半年くらいで、再び自由旅行が禁止になりました。

となると、気になるのは、今回はどれくらいの期間、自由旅行が解禁されるのか、ということですが、ロシア通の間では、少なくとも当分はこのままだろうと見られています。それほどロシアの景気は悪いのです。とはいえ、またいつか自由旅行禁止になることも考えられますから、ロシア旅行は今が行き時、だと思います。

ひとつ難点といえば、基本的に現地では英語が通じないこと。ホテルの看板には英語が書いてないことも多いです。列車の時刻表も、僕らには全然読めません。列車名とか、何両目とか。数字だけ読めるけど何にも分からないんです。

たとえば、サハリンに行ったとき、列車の切符に書かれた時間が、ホテルの時計が示す時間と7時間もずれていました。ロシアは東西に長いため、国内に時差があるのですが、ロシアの鉄道はモスクワ時間を採用しているので、滞在場所によっては実際の時間と列車の運行時間に相当ズレが生じるわけです。

でも、旅行会社へのマージンの問題など、過去あったさまざまな不便を考えれば、このくらいは目をつぶれるものかなと思います。

ロシア旅行の魅力といえば、まず、一番近いヨーロッパを味わえるということでしょう。日本に一番近いシベリアはエリア的にはアジアですが、街並みはヨーロッパ風のスタイルです。社会システムなども、ヨーロッパを感じさせます。

たとえばスーパーでの買い物の仕方。ヨーロッパのスーパーは、セルフサービス化が進んでいます。果物など、自分で袋に入れて、秤に載せると料金シールが出てくるので、それを貼り付けてレジに持って行く、という感じです。

また、カフェテリア式のカフェがすごく多い。コーヒーもあれば、ビールもあれば、ご飯も食べられるという、ロシアンカフェです。日本で言えば、ファミレスでもあり、定食屋でもあり、飲み屋でもあり、本来のカフェでもあるという感じです。

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