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キャリア・教育 #高城幸司の会社の歩き方

人事異動後に結果が出せる人、出せない人 上司の言う「前提」は、絶対に覆らない?

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  • 高城 幸司 株式会社セレブレイン社長
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「あの前提条件は何だったのだろうか」と怒りをぶつける場所もなく、意欲を削がれた態度で仕事をしていると、先輩社員が肩をたたきました。

「うちの会社は、前提なんてちょくちょく変わる。だから、気にするな」

気にするなと言われても……とPさんは納得がいきません。先輩は、「Y君はそんなこと、気にしていないぞ」とも指摘しました。

職場を見回すと、似たような境遇に置かれた同僚がもう1人。同じ部署のYさんです。上司から「この開発に専念してくれ」と指示を受けていたのに、同じように反故にされていました。ところがYさんは気にする様子もなく、振ってくる新しい案件を淡々とこなしています。

気になったPさんは、昼休みにYさんに声をかけてみました。「上司の指示がコロコロ変わると困るよね」と率直な気持ちをぶつけてみると、想定外の反応が返ってきました。

「前提条件が途中で変わることはよくあること。なので、覚悟してやっていました。というか、それくらい先回りして、準備をしていて当たり前じゃないですか?」

Yさんは会社の業績が下がって「開発部門の体制を見直す」と、社員用のサイトで社長がコメントをしていたのを見逃しませんでした。おそらく、体制が変わり、過去の指示が反故にされる可能性を踏まえて、心と仕事の準備をしていたのでしょう。

ちなみに上司から前提条件の変更を告げられたときに「予測していました」と答え、その周到さで評価を上げたようでした。このように仕事上の前提条件は「会社の置かれた状況」でいかようにも変わります。その変更にストレスを溜めるのでなく、むしろ先回りして対処をしてはどうでしょうか。

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