NTTに挑む、関西の暴れん坊 光回線の雄、関電系のケイ・オプティコム藤野社長に聞く

思い切った価格戦略
――大胆な価格戦略で顧客獲得を進めてきました。
関西電力グループは、光回線の事業者としては後発ではないのですが、ケイ・オプティコムは会社としては00年に立ち上げた新参者です。NTTなどと比べて一般の知名度は低かったので、価格面のインパクトが必要でした。他社が月額1万円を超える価格で光回線のサービスを提供していた頃、当社は6300円(100メガタイプ)と破格の値段でサービスを提供しました。
しかし、当時はADSLが普及していく中で、割高だった光回線は苦戦が続いていました。そこで、ADSL並みの料金なら普及が進むだろうと、さらに思い切った価格戦略に打って出たのが、04年のことです。
このとき、NTTは「ADSL(3710円)+一般加入電話(1837円)」のサービスを月額5547円で提供していましたが、当社はこれを下回るべく、「光回線(4900円)+光電話(300円)」のサービスを思い切って5200円に設定しました。


















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