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大暴落に備えて個人投資家が身を守る方法 オルタナティブ投資の活用を考える

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  • 山内 英貴 GCIアセット・マネジメントCEO
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金融市場が不安定なのは、静かに需給が過熱してリスクをとり過ぎているからだけではなく、グローバルなマクロ経済の不均衡がかつてないほどに拡大しているためだ。とりわけ非伝統的な金融政策がそうした歪みを拡大させている。

たとえば、日本の場合、金利のマイナス幅が深くなっていて、ドル円の為替リスクをヘッジをするためのコストは1%近くにまで拡大している。逆に、マイナス金利の日本国債を海外の投資家が盛んに買っていたりもする。外国人投資家は持っている米国債を担保に円を借りると大幅なマイナス金利で借りられるので、それで日本国債を買うと効率的に稼げる。市場のあちらこちらでこうした局所的な不均衡、歪みが拡大している。

こうした状態がいつまでも持続可能であるとは思えない。調整は不十分で、基本的には痛みの先送りを続けているだけなので、いずれ大きなクラッシュが来る。持続可能でないのは、名目・実質経済成長率が低く、ディスインフレないしはデフレの状態が続いていることからも明らかだ。先進国、新興国ともに潜在成長率が低下しているのに、資産価格が高いままなのは異常なことだ。

「ここは買い場」という発想にご用心

ところが、半年に一度の大幅な下げ相場が来るたびに、個人投資家に向けて「ここは買い場、長期投資家にはチャンスです」というフレーズがよく使われる。長期投資を謳う投資信託のレポートなどで、ここは落ち着いて悠然と買っていきます、といった内容が綴られている。下がったらナンピン買い、下がったらナンピン買いを繰り返す人が多い。

しかし、買い続けられればよいが、もう限度いっぱいまで買ってしまって、そこで損切りを余儀なくされてしまうと、戻り局面でリターンをあげることもできなくなってしまう。本当の買い場ではもう買えないということになる。くれぐれもリスクをとりすぎないことだ。

では、どのような運用方法が考えられるのか。

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