いま体験すべき「360度動画」広告5選 映画的演出、イースタエッグ、バイラルなど…
ロールスロイス(Rolls Royce)は、360度動画を使ってこの変化に対応しているブランドのひとつだ。103EXモデルの発売に際して、ロールスロイスは美しいグラフィックと華麗なサウンドを使って、車の特徴を紹介する動画を製作した。YouTubeでは18万回ほど再生された。
限りなくライブな360度体験
アウトドアファッションブランドのバブアー(Barbour)は、多くのブランドと同様、デジタルツールを使って、これまで報道関係者やVIPしか入れなかった場所にファンを招き入れている。バブアーは2016年6月、メンズファッションウィークで開催した2017年春夏のショーを360度カメラで撮影した。ショーの動画制作はカルトLDN(Cult LDN)というエージェンシーが担当し、編集を経て、動画は撮影から1時間もしないうちにバブアーのソーシャルチャンネルにアップロードされた。
バブアーのグローバルマーケティング責任者、ポール・ウィルキンソン氏は、米DIGIDAYの取材に対して、「360度コンテンツに参入するプラットフォームが増え、オーディエンスのエンゲージメントも増えるにつれて、我々は革新的でワクワクするような方法でユーザーとつながりたいと考えた」と語った。
いまのところ、360度動画のライブストリーミングは不可能だ。しかし、VRの没入感とSnapchat(スナップチャット)やペリスコープ(Periscope)のライブ感を結びつけたいブランドにとっては、それは理にかなった次なるステップとなるだろう。
Grace Caffyn (原文 / 訳:ガリレオ)
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