このコラムでは、読者の皆さんの株式投資の成果の精度をアップする方法として、「会社四季報」の活用法を実践的に紹介しています。
「会社四季報」はあなたのお抱えアナリスト
今回は、「需要と供給」という観点から、「会社四季報」を活用してみましょう。
会社四季報は、3、6、9、12月の年間4回の季刊誌です。ですから、次号は、3月中旬の発売予定(2013年春号)になります。このコラムでは、過去に発売された四季報の過年度版を活用した投資法を紹介しています。
このため、四季報のバックナンバーのお問い合わせが急増しているようです。けれども、株式相場の上昇は始まったばかりです。過去の四季報をそろえることが容易ではないので、これから発売される四季報を、将来の投資のためにそろえてみてください。このコラムで紹介した投資作戦はこれからもまだまだ十分に使えます。四季報は、やや場所はとるものの保存価値の高い「お抱えのアナリスト」です。
さて、いま、書店などで発売中である四季報は、2012年12月14日発売の2013年新春号です。四季の移り変わりは、春夏秋冬ですが、株式投資では、やはり、寒いイメージの「冬」を避けて、「新春号」と表記しているようです。最近の日経平均株価は、強い動きを見せ1万1400円台に入りました。過ぎ去った今年の1月は、確かに株式市場には「冬」ではなかったかもしれません。
株式投資の達人を目指すならば、今の時期には、四季報の業績に関する記事・コメント欄の、株価への織り込み度合いをチェックすることが終わっているのが理想です。もちろん、およそ3500社の四季報記載の会社すべての織り込み度合いを分析するのは不可能です。それだけで、3カ月が終わってしまいます。ですから、業績予想の矢印が力強いツールになってくれます。この時期は、3月末から5月の黄金週間前までの時期を想定して、投資に控えます。ぜひ、矢印の上向きの銘柄に絞ってチェックを済ませましょう。
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