「四季報」銘柄欄の矢印を、予想してしまおう 「会社四季報」発売前から、戦いは始まる

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セリアの直近7つの矢印は以下の通りです。
「横ばい、上1つ、上1つ、横ばい、横ばい、横ばい、横ばい」

これに対してキャンドゥの矢印は以下の通りです。
「上1つ、上1つ、上1つ、上1つ、横ばい、横ばい、横ばい」

セリアの直近は4つ横ばいになっています。キャンドゥは4つの上向き1つの矢印の後、横ばいが3つ続いています。これだけだと、どちらともいえないように見えます。しかし、セリアの「横ばい4つ」にも実は見逃せない兆候があるのです。4つの横ばいが続くことはまれなので、次にどんな矢印になるかが大いに注目となります。

同様にデフレ銘柄として数年来にぎわった銘柄の矢印に注目です。もちろん、先回りして矢印を予想してみると、予想のコツもつかめてきます。

昨年までは、株式情報誌「オール投資」において、四季報発売の2週間前には「四季報先取り特集」がありました。往年の株式投資家にとっては、強い味方でしたが、現在は休刊となっています。ますます、自分で予想する矢印予想力を研ぎ澄ますことが株式投資のコツとなってきました。

(読者の皆さんのご要望にお応えして、「超速報!会社四季報春号先取り98銘柄」が3月4日(月)に発売になる予定です。ぜひご期待下さい)

坂田 善種 ファイナンシャルプランナー 東洋大学講師

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さかた よしたね / Yoshitane Sakata

 中央大学法学部法律学科卒業、同大学商学部会計学科卒業、同大学大学院商学研究科博士課程前期修了(商学修士)。専門は、財務会計・企業評価。大学院在籍時より、大手金融機関の資産運用設計システムの開発業務に従事し、1994年、FP資格取得後、主に富裕層向けの長期・安定的な資産運用設計を行う。投資研究会「シンデレラ株式投資研究会」「シンデレラFX研究会」(ともに現在、定員満席にて新規会員の募集はなし)の主任講師。東洋経済新報社『オール投資』(現在、休刊中)では、「勝ち逃げ」株式投資法を好評連載。業績を重視した低位割安成長銘柄の発掘には定評がある。『会社四季報』の読者歴は、40年を超える。
 


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