四季報発売前に「矢印の向き選手権」を行う坂田ゼミ
実は、拓殖大学の坂田ゼミナール「四季報研究チーム」では、四季報の発売1か月前には、個々の銘柄について、四季報の矢印を予想するのが慣例です。日経225採用銘柄を中心に、次号の四季報の矢印を予想するのです。今回は、2年生を中心にした矢印予想班(坂下大樹、阪口航、長澤寛希、井上暁恵、石井香菜美、草間梨絵)が、おのおの予想を競います。このいわば、「坂田ゼミ予想」において、過去の上位者では、なんと225銘柄中、198社の的中が記録されています。予想をするコツを毎回、特訓していますので、しだいに予想力が研ぎ澄まされるのです。
この作業は、四季報の業績予想が株価の形成に重要な役割を担うことから、10年近く前からはじめています。ゼミナール生は、あくまでも授業の一環として企業の業績の分析や将来の事業を見通す特訓を行っています。就職活動おける志望業種の発掘や意中企業の発見などにも役立ちます。ゼミナール生が、卒業後、株式投資を始めたならかなりの好成績を遂げるでしょう。
同じ100円ショップでも矢印を見ると違う
さて、デフレの終わりで、やや心配な業種があります。その1つがデフレ銘柄の王道株である100円ショップです。そこで、100円ショップで有名なセリアとキャンドゥを比較しておきます。同じ業種でも矢印をつなげてみると違いがはっきりし、それに合わせるかのように株価の動きが違う場合があるのです。
セリアの場合、女性向けのファンシーな小物が共感を呼び従来の100円ショップとは違う印象を消費者に植え付けました。それに対してキャンドゥは多品種の100円商品を充実させ顧客のすそ野を広げてきました。では矢印を見てみましょう。
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