――なるほど。2つ目は何ですか?
意味を持つものを着て、相手にメッセージを伝えることです。たとえば、相手の会社のトレードカラーや、その日のテーマに合った色、柄などを身に着けます。ネクタイやネッカチーフ、ブローチなど、ポイントでもOKです。相手にもらったものを身につけたり、おすすめされたものを早速買って使ってみたりするのもよいでしょう。「あなたとの関係を重視していますよ」というメッセージが伝わればいいのです。
――私たちが日ごろからできる準備はありますか。
「セルフモニタリング」をおすすめします。アナウンサーやキャスターが話し上手になるのは、自分が話すところを、イヤと言うほど映像で見ているからなんです。客観的に繰り返し見ることで、自分が話すときの顔や声がどうであるか、よく知っています。
そこでみなさんも、自分がプレゼンやスピーチをする様子を、スマホで撮ってみてください。会議や朝礼など、何でも構いません。ポイントは、すぐには見ないこと。1週間ほど時間が経ってから見ると、より客観的に見ることができ、改善点が分かりますよ。
◇ ◇ ◇
矢野さんからトレーニングを受けてみて、自分自身のプレゼンがよくなっていく様子に感激しました。せっかくいい内容を伝えたくても、結果的に「伝わっていない」のであれば意味がありません。相手の「行動」を促せる話し方を心がけていきたいものですね。
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