東京ディズニー、30周年待たず過去最高 ダメ押しはスプリングヴォヤッジ前倒し

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会社側は昨年10月に今期の年間入場者数予想を過去2番目の水準となる2710万人に上方修正したが、「第3四半期まではそれを上回るペースで推移している」(会社側)という。

実はTDRの過去最高の年間入場者数は、TDR開業25周年イベントが行われた09年3月期の2722万人。現在のペースが続けば、今期中に年間入場者数の過去最高を更新する可能性が高いと東洋経済では見ている。

30周年はスター・ツアーズのリニューアルが目玉

本来は30周年となる来14年3月期に達成するはずだった業績と入場者数の更新が、1年前倒しとなる可能性が高まったオリエンタルランド。来期は当然、それ以上の数字が期待されることになる。

ただ、新アトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」(従来の「スター・ツアーズ」の全面リニューアル)を5月にオープンするほか、新パレード「ハピネス・イズ・ヒア」を4月からスタートするなど、今期を上回る集客策が用意されている。

周年イベント年には、通常年は来場頻度の低い地方客の増加なども見込まれるため、業績も入場者数も連続更新となる可能性が高い、と東洋経済では見ている。

(撮影:尾形 文繁)

大滝 俊一 東洋経済 記者

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おおたき しゅんいち / Shunichi Otaki

ここ数年はレジャー、スポーツ、紙パルプ、食品、新興市場銘柄などを担当。長野県長野高校、慶応大学法学部卒業。1987年東洋経済新報社入社。リーマンショック時に『株価四季報』編集長、東日本大震災時に『週刊東洋経済』編集長を務め、新「東洋経済オンライン」発足時は企業記事の編集・配信に従事。2017年4月に総務局へ異動し、四半世紀ぶりに記者・編集者としての仕事から解放された

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