取り戻せ、やんちゃ魂!「バイマ」の挑戦 新世代リーダー 須田将啓、田中禎人
まさに、何でもありのショッピングサイト。それが、立ち上げ時のバイマだったようだ。それが、いまではモンクレールやシャネルといったファッションブランドが売れ筋となっている。
ファッション系へ寄せる
田中:「ぽつぽつ売れ出したのがアバクロだった。コンセプトが明確で何を売っているサイトか分かりやすくなり、集客もしやすい。それで一気にラインナップをアバクロをはじめとしたファッション系に寄せたんです」
だがアバクロが当たったといえども、今のように会員数が100万人になるにはブレイクスルーが必要だ。そのきっかけは、何だったのだろう。
須田:「どこかで一気にブレークしたという感じではなくて。ひたすらやってきたことが結果につながった印象。きっかけというものは特にないんですよ。ただ、われわれの強みを認識して、そこはぶらさないで、磨き続けてきたというのがよかったと思います」
ファッションに特化した検索広告なども効果をあげたようだが、バイマの強みをひたすら磨いてきたというのだ。
須田:「強みというのは、バイヤーが何でも出せること。CtoCだからこそ、品ぞろえがどこよりも豊富になり、旬なモノが並ぶ。そのため、我々が間に入らないで回るようにオペレーションを組んだり、できるだけバイヤーから現地の商品やブランド情報を集めてやっていこうとしました。そしてリスティング広告やSEO対策に注力しました。ブランドの商品ページ数が増加し、検索エンジンで上位表示される仕組み作りにも力を入れました」
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