米国人困惑！すしは本当にヘルシーなのか 健康的な食品かどうかの判断は人それぞれ

その証拠に、グーグルでは毎日無数の人が「○○は体にいいのか」と検索をしている。そこでグーグルに、「○○」に入る食品として米国で一番多く検索されているのは何か聞いてみた。

答えは、「スシ」だった（ただし専門家の間では健康的という評価が定着しているの）。

重要なのは全体のバランス

専門家と一般人の評価が一致している食品もある。オレンジ、リンゴ、オートミール、チキンは、ほぼ誰もが健康的だと考えている。また、チョコチップクッキー、ベーコン、白パン、炭酸飲料は、ほぼ誰もが健康的ではないと考えている。

一般消費者は、こうした結果をどう受け止めればいいのか。それは「安心」かもしれない。栄養学はまだ専門家にとってもわからない部分が多いのだ。だから実際の食生活では、厳格なルールを守ったり、健康的な（あるいは不健康な）食品をたった1つ食べることを気にするよりも、全体的なバランスのほうがずっと重要だ。

ころで専門家は、健康的な食生活を送っているのか。この問いに対して、99％の栄養学者は、自分の食生活は「非常に」または「まあまあ」健康的だと答えた。ちなみに彼らの間で最も人気が高かった食事は、オリーブオイルや果物を多くとる「地中海式ダイエット」だった。

ただしいちばん人気といっても25％。最も多かった答えは、「特別なルールまたは制限はない」だった。

（調査の方法：専門家は米栄養学会の会員672人、一般市民は登録有権者2000人。調査対象の52品目は専門家の助言とグーグルの検索トレンドに基づき選んだ）

（執筆：Kevin Quealy記者、Margot Sanger-Katz記者、翻訳：藤原朝子）

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