金融のプロとして食える英語力とは?

【キャリア相談 Vol.5】

TOEICはきっかけの1つ

TOEIC等の試験が役立つかですが、日系金融機関に勤務しているのであれば、昇進プロセスにおいて避けて通ることは不可能ですし、きっかけの1つぐらいに考えて取り組めばよいと思います。知っている単語が増えて損はありません。せっかく同僚より話せるのにTOIECの点が低くて評価が下がるのはもったいないので、点数を稼いで昇進条件を満たしましょう。交渉において相手に「Representations and Warranties(表明保証)」を丸のみさせるよりはTOEICの点を稼ぐほうが簡単です。

効率的な勉強方法についてですが、多忙なビジネスパーソンはとにかく早いうちにリスニングで学習・情報収集できるように持っていくべきです。

同じリスニング内容を出勤時や移動中に聞き続けて、「何となくこう言っているのではないか」くらいになったら同じ内容を文字で確認していきます。耳から英語を入れると、リーディングのように文章を戻れないので、読むのが速くなってくるという効果もあります。そのうち耳が慣れてくれば単語や言い回しを耳からインプットできるようになり、そのうち空き時間に耳からCNBCやBloombergの情報をインプットできるようになりますので、満員電車で雑誌やタブレットを読まなくて済みます。

スピーキングについては声に出して定型句を言ってみるシャドウイングや、たくさん出てきているスカイプ英会話など安い学習方法はたくさんあります。最近は一流企業でもフィリピンの英語学校に英会話の特訓に行かせたりしていますが、これは欧米の短期留学に比べれば圧倒的に安価です。こうしたところで場数を踏むのもいいでしょう。

業務で使う定型的な英語は努力次第です。他のアジア人に業務をとられないようにハングリーにやるかどうかだけです。昔の日本人は「俺がここで寝たら、日本が遅れる」といって語学を勉強して洋行したそうですが、その心意気は見習いたいところです。

次ページ交渉でナメられない秘訣
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • この新車、買うならどのグレード?
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • ポストコロナの明るい社会保障改革
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の新教養<br>今こそ最強の武器を手に入れよ!

ピンチをチャンスに切り替えるためには、脳内メモリーのリフレッシュが必要です。知の巨人による9の講義と、在宅で自己研鑽するための独習術、そして今読むべき厳選書籍を紹介し、新常態にふさわしい知力を鍛え上げる62ページ大特集です。