TOEICはきっかけの1つ
TOEIC等の試験が役立つかですが、日系金融機関に勤務しているのであれば、昇進プロセスにおいて避けて通ることは不可能ですし、きっかけの1つぐらいに考えて取り組めばよいと思います。知っている単語が増えて損はありません。せっかく同僚より話せるのにTOIECの点が低くて評価が下がるのはもったいないので、点数を稼いで昇進条件を満たしましょう。交渉において相手に「Representations and Warranties(表明保証)」を丸のみさせるよりはTOEICの点を稼ぐほうが簡単です。
効率的な勉強方法についてですが、多忙なビジネスパーソンはとにかく早いうちにリスニングで学習・情報収集できるように持っていくべきです。
同じリスニング内容を出勤時や移動中に聞き続けて、「何となくこう言っているのではないか」くらいになったら同じ内容を文字で確認していきます。耳から英語を入れると、リーディングのように文章を戻れないので、読むのが速くなってくるという効果もあります。そのうち耳が慣れてくれば単語や言い回しを耳からインプットできるようになり、そのうち空き時間に耳からCNBCやBloombergの情報をインプットできるようになりますので、満員電車で雑誌やタブレットを読まなくて済みます。
スピーキングについては声に出して定型句を言ってみるシャドウイングや、たくさん出てきているスカイプ英会話など安い学習方法はたくさんあります。最近は一流企業でもフィリピンの英語学校に英会話の特訓に行かせたりしていますが、これは欧米の短期留学に比べれば圧倒的に安価です。こうしたところで場数を踏むのもいいでしょう。
業務で使う定型的な英語は努力次第です。他のアジア人に業務をとられないようにハングリーにやるかどうかだけです。昔の日本人は「俺がここで寝たら、日本が遅れる」といって語学を勉強して洋行したそうですが、その心意気は見習いたいところです。
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