アンドロイド系アプリは危険がいっぱい スマホで不正アクセスが急増

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安全なアプリの選び方

いまのところ、「アイフォーン、ウィンドウズはおおむね大丈夫」と加賀谷伸一郎氏(独立行政法人情報処理推進機構技術本部セキュリティセンター情報セキュリティ技術ラボラトリー調査役)は言う。配布するアプリのチェックが厳しく、アイフォーンならAppストア、ウィンドウズならウィンストアからしかダウンロードできない。ウィンドウズ8ではフリーソフトも使えるようになってはいるが、基本的には公式アプリが推奨されている。チェックは基本的に人の目で行われているとみられ、たとえば、「占いアプリ」に住所やメールアドレス、パスワードの記入など、必要のないプロセスがあればはじかれる。

問題は、アップルのiOSとシェアを2分するグーグルのアンドロイドだ。OS自体が公開されており、アプリの開発が自由にできる。自作のアプリを配布することも可能だ。配布に当たってのチェック機能も、ウィルスであるか否かのチェック程度で、あきらかにウィルスと認定されるものでなければチェックできないため、「不正なアプリ」が容易にすり抜けることができるという。アンドロイドの場合、キャリアの公式アプリの定番であれば比較的無難といえそうだ。

アプリばかりではない。もっと基本的な動作のリスクも高い。おサイフ機能がついているスマホをセルフ飲食店の席取りやレストランでテーブルに置いたままトイレに立つなど、不用意な行動がまだまだ目につく。最低限、ロックをかけておく。ウィルス対策ソフトは必須、盗難・紛失対策機能がついているものを選ぶ。「スマホはパソコンと同じ。ユーザー自らの自衛意識を高める必要がある」と加賀谷氏は警告している。

小長 洋子 東洋経済 記者

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こなが ようこ / Yoko Konaga

バイオベンチャー・製薬担当。再生医療、受動喫煙問題にも関心。「バイオベンチャー列伝」シリーズ(週刊東洋経済eビジネス新書No.112、139、171、212)執筆。

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