有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #鉄道最前線

名古屋人も知らない新幹線「車両基地」に潜入 日本の鉄道のすべてが愛知県にそろう?

6分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES
車両基地では保守作業の実演が行われた(撮影:尾形文繁)

列車から降りると、「ようこそ名古屋車両所へ」という横断幕が出迎えてくれる。車両所は検査設備を有しているため、ドクターイエローを床下から眺めて、作業員から下部構造の説明も受けられる。

建物の外には、さまざまな大型の保守用車両が並んでいる。架線作業車はトロリ線の点検や張り替えのために、作業台を最大9メートル上昇させることができる。マルチプルタイタンパーは砕石の突き固めを行い、レールの歪みを是正するマシンだ。迫力のある突き固めの実演に、見学者の間から歓声が上がった。

ドクターイエローの内部見学が終わるころには、日が暮れていた。帰路は新幹線でなく大型バス。車両所の作業員たちが総出で見送ってくれたのが、印象的だった。

「こうした旅行商品を企画するときは、現場の社員を説得するのが大変」と、旅行商品の開発担当者は言う。「でも、現場の人たちは参加者が喜んでいる様子を見て、やってよかったと思ってくれるようです」

ツアーに参加した親子たちの笑顔を目の当たりにした、名古屋車両所の作業員たちも満足したことだろう。きっと自ら次の企画を練っているに違いない。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数