人気芸人でもチケットを「手売り」するワケ キンコン西野氏、ウーマン村本氏らも
「ピースの又吉直樹さんは、若手時代に手売りしていたとき、“お笑い好きですか?”と、街で女性に声をかけたら、“え? お祓いですか?”と聞き返されたそうです。暗かったから(笑)。また、土田晃之さんは、ボキャブラブームが終わったころ、それまで満員だったライブに人が集まらず、事務所に“手売りしてこい”と言われたけど、拒否したとか」(お笑いライター)
最近の手売り事情
手売り事情は昔と変わっているが、それは人気芸人だけの話ではない。若手芸人に、最近の状況を聞いた。
「今は、昔と違って、劇場前の道なんかで手売りすることは条例で禁止されているのでできません。そのため手売りするときは、劇場内で売るか、劇場の入っているビルのエレベーターの前など、屋内で売っています」(東京在住の若手芸人)
「大阪市は街中などでのチケットの手売り、またイベントの告知をすることは条例で禁止されています。それを取り締まる係の人たちもいます。有名な方はツイッターで告知したら来てくれますけど、僕ら若手は難しいですね」(大阪在住の若手芸人)
また、事務所が手売りを歓迎していない場合もある。
「うちは事務所が禁止しているので、所属芸人は基本的に手売りはやってないですね。“芸人はお金を出してもらって舞台に出るもの。チケットのノルマを課されて出るのは素人”という考えなんです。
ノルマがあると困る若手も多いですから。でも売れてないわけですから、正直、多少手売りしてでも、ライブに出たいって思っていましたけど(笑)」(東京在住の中堅芸人)
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