住み込みのメイドさんを雇う日本人の本音 「メイド大国」シンガポールの事例に学ぶ
Dさん:旦那さんの方が住み込みメイドさんを嫌がるケースがありますよね。
Cさん:うちは主人の方が「ハッピーワイフ、ハッピーライフ」と言って、メイドさんを雇うことに積極的でした(笑)。これは助かりましたね。
――メイドさんを雇って、驚いたこと、嫌な思いや怖い思いをしたことはありませんか?
Bさん:子どもがいると、メイドさんにゆっくり日本食の作り方を教える時間はありません。ある日、お味噌汁にトマトが入っていたときはびっくりしました。野菜を入れるとは伝えたけれど、まさかトマトを入れるとは。あとは前の雇用主のハウスルールが抜けず、メイドさんが乾燥機をフル活用。洋服が縮んだこともありました。
Aさん:ある日、子どもがごはんを食べたくなくて、リビングを走り回ってたんです。わが家のルールでは、座って食べないなら食べなくてもいい、としていたのですが、メイドさんは追いかけまわしてテレビの前で食べさせていました。しつけのルールが違うときは、その都度メイドさんに伝えています。
Eさん:シンガポールではありませんが、インドネシアで初めて雇ったメイドさんとの間ではトラブルがありました。鍵がかかっている引き出しからお札を2枚ずつ抜いていたことが発覚したんです。怖くて鳥肌が立ちました。
ルールを共有し、モチベーションを管理する
――メイドさんと上手く生活していくために工夫していることはありますか?
Bさん:わが家では、メイドさんを受け入れる際に5ページほどのハウスルールを作って共有しました。もちろんその通りに行っていないものもありますが、「わが家の期待値はこれ」と伝えられたのはよかったと思います。
Dさん:うちでは、メイドさんに日本語を教えています。簡単な日本語の絵本を読めるようになり、子どものそろばんの付き添いに行くうちに、そろばんもできるようになりました。できることが増えれば、それだけあなたの市場価値が高まるんだよ、ということを伝えてるようにしています。
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