知らないと損!保険のムダ払いを避ける心得

いざというときに公的保険を活用できますか

① 保険商品は、基本的に掛け捨て中心

民間保険は、万が一のときに経済的な損失を埋めるためのものですから、そもそも貯蓄とは異なる性質のものです。したがって保険商品を選ぶときは、掛け捨てを中心に検討するのがシンプルでおすすめです。

がん、脳卒中、心筋梗塞といった、いわゆる「三大疾病」と呼ばれる病気は、かかってしまったときの経済的なリスクが大きいので、三大疾病を民間保険で補完し、その他の病気は公的保険を中心に考えるなど、リスクの大きさで区別するのも選択肢です。また、民間保険を検討する際に、特に大企業にお勤めの会社員の場合で「組合健保」に加入している方は、組合の付加給付を確認してください。

民間の医療保険いらずの場合も

組合健保は、その会社あるいは同業種で集まりつくられた仕組みで、通常の健康保険よりプラスアルファの給付、付加給付がある場合が多いのです。付加給付の内容によっては民間の医療保険はいらないかもしれません。ただし、転職されると健康保険組合の保障内容も変わるので、必ず適時見直しが必要です。

② 医療保険を終身契約するなら保険料の支払いも終身に

医療保険の場合、終身で契約をするときは、保険料の支払いも終身とするのがおすすめです。

よく60歳または65歳で保険料の払い込みが終わるような終身保険がありますが、保険会社が設定する保険料は「平均寿命」をもとに決められています。つまり、契約の途中で保険料の支払いを終了するタイプの保険は、平均寿命より長く生きれば「得」で平均寿命より早く亡くなれば「損」なのです。先が読めないもので損得が発生するより、契約期間中ずっと支払うほうが損得はなくて合理的だと思います。

もう1つ終身で支払いしたほうがいい理由としては、医療保険は医療技術の進歩により保険の内容が陳腐化してしまう可能性が高く、数年後また見直しをすることも十分あるからです。がんの治療で用いられる先進医療も今や外来でも受けられる時代になっています。

古いタイプの医療保険で入院したら一日あたり1万円のような保障の場合、入院せずに健康保険の対象とならない全額自己負担の先進医療を受けた場合、民間保険から何の保障も得られなくなります。そのため最近の民間保険であれば、先進医療なら外来治療についても保障するなど、医療技術の変化に対応した保障が新しく登場しています。

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