期初計画を「上振れ」しそうな会社ランキング 3月決算会社を対象に集計してみた

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2位の浅沼組は関西を地盤に全国展開する中堅ゼネコンだ。過去に受注した案件の完成工事高の減少や人件費の高騰で、今期営業利益の会社計画は前期比58%減を見込む。四季報予想では「大型・追加案件の剥落を見込む会社計画は慎重」と見ている。

4位の東京製鉄は業界トップ級の電炉メーカー。今期は原料の鉄スクラップ価格の反発などで会社側は営業減益の見通しを立てる。ただ、業績予想の前提となる鋼材販売量などを、堅めに見積もっている。市場のコンセンサス予想も115億円程度と会社計画を大幅に上回る。

上位70社ランキングはこちら(四季報オンライン)

(週刊東洋経済2016年7月2日号「投資の視点」から転載)

松崎 泰弘 大正大学 教授

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まつざき やすひろ / Yasuhiro Matsuzaki

フリージャーナリスト。1962年、東京生まれ。日本短波放送(現ラジオNIKKEI)、北海道放送(HBC)を経て2000年、東洋経済新報社へ入社。東洋経済では編集局で金融マーケット、欧州経済(特にフランス)などの取材経験が長く、2013年10月からデジタルメディア局に異動し「会社四季報オンライン」担当。著書に『お金持ち入門』(共著、実業之日本社)。趣味はスポーツ。ラグビーには中学時代から20年にわたって没頭し、大学では体育会ラグビー部に在籍していた。2018年3月に退職し、同年4月より大正大学表現学部教授。

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