米国の「銀行強盗」は平均40万円しか稼げない でも成功率は意外と高い?統計でわかる真実
不正や犯罪にはパターンがある
最近、ニュージャージー州で6回も銀行に押し入った男の話を読んだ。この人、いつも木曜日に押し入るのだ。「特にこの曜日を選ぶ理由は明かされていない」と記事は書いている。
ひょっとすると、銀行の仕事のやり方について、何か知ってたのかもしれない。ひょっとすると、占い師に、あなたのラッキーな日は木曜日ですって言われたのかもしれない。ひょっとすると、スケジュールを見て、木曜日が都合がよかったのかもしれない。
なんにしても、ぼくはこの記事を読んで、最近アイオワ州に行ったときに聞いた話を思い出した。地元の銀行に勤めていた人で、バーニス・ガイガーって人の話だ。彼女は1961年に逮捕された。長年の間に200万ドルを超えるおカネを使い込んでいたのだ。たまたま、銀行の持ち主は彼女のお父さんだった。
伝わっている話によると、バーニスはとても気前のいい人で、盗んだおカネをたくさん寄付していたそうだ。彼女は逮捕され、同時に銀行は破産した。刑務所に送られたが5年で仮釈放され、両親の下へ戻った。親御さんたちはどうみても、許すタイプの人たちだったってことだろう。