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ドコモ新社長、まさかの「人工知能推し」 「ショルダーフォン兄弟」の弟が、未来を語る

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――携帯事業者を買収するなど、海外に再び大きく打って出ることは考えていないか。

海外の携帯事業者の規模は非常に大きくなっているので、なかなか今は難しい。すぐに考えている案件はない。われわれは欧州でプラットフォームのサービスを展開している。モバイルコンテンツ配信子会社の独ネットモバイルや伊ボンジョルノ向けに決済・課金プラットフォームを提供している。こうした形での提携は強化していく。

――株主総会で「インドのタタとの係争は年内に決着が着く」との見通しを示した。

国際仲裁裁判所に提訴して1年近く経ち、ドコモ側、タタ側の証言はともにほぼ終わっている。裁定がいつ出るか、また、その内容はまだわからないが、私どもの主張はかなり通っていると思っている。

料金プランはメリットのあるものを

――コンテンツサービスの「dマーケット」などを含むスマートライフ領域は今期1200億円の営業利益目標だが、今後どこまで伸ばせるか。

通信の収入がそう伸びない中、スマートライフ領域を伸ばしていきたいと思っている。早い時期に2000億円まで持っていきたい。

ドコモは今年4月、長期ユーザーへの優遇策を発表している(撮影:風間仁一郎)

――NTTの鵜浦博夫社長が、5月に「第3弾の料金引き下げ」に言及していた(第3弾はライトユーザー、長期ユーザーに次ぐという意味)

料金は事業運営の肝である。顧客満足向上と財務状況の兼ね合いをみて検討・見直しを図っていきたい。つねに料金についていいものを、お客様にとってメリットのあるものを出せるように努力していきたい。

――スマホ契約者を全体の8割に引き上げる計画があったが、6割にとどまっているのはなぜか

フィーチャーフォン(従来型携帯電話)の出来がよく、今の使い勝手で十分だという顧客が少なくない。まだLTE(高速通信規格)版のフィーチャーフォンを出せていないが、アンドロイドを搭載したものを計画している。それをスマホというかどうかという問題はあるが・・・。ただ、タブレットと2台持ちをするユーザーが増えていることもあり、スマホの比率は上がっていくのではないか。

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【過度な顧客の奪い合いは、もうやらない】

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