心が強い人は「ムダな考え」を消している 要らない「妄想」をなくす方法教えます
だから、「こういう状況の時には、こう考える」という、「正しい考え方のフォーマット(ひな形)」を仕入れていくとよいのです。
ちなみに、「考える」とは、「映像」(イメージ)か「言葉」でできています。だから、仕事や人間関係を正しく考えられる(向き合える)ようにするには、まず「正しい言葉」が思い浮かぶようにします。たとえば、
「まずは自分の反応を確認しよう」――特に人がおちいりやすい「ムダな反応」、つまり、怒り・貪欲(求めすぎる心)・妄想・慢(プライド)・疑い(不安)などが、自分の心にあるかを、よく観察します。いさぎよく「ある」と認めたほうが、前に進めます。
その上で、すかさず次のように考えるクセをつけます。
「大事なのは、どう向き合うかだ」
「方法は、きっとある」(だからなんとかなる)
こうした考え方が、イザというときに思い浮かぶように練習するのです。もし「つい反応」する代わりに、「正しい考え方」が瞬時に思い浮かぶようになれば、発想が変わったということ。心が強くなったということです。
なにごとも「これも修行のうち」と思える自分をめざせ
毎日生きていれば、イヤなこと、ヘコむこと、ツライことは、必ず起こります。問題は、どう向き合うか。どう考えるか――ムダな反応に心奪われず、何事も「きっと方法はある」と、前向きに受け止められる自分をめざそうではありませんか。
そのために、考え方を変える毎日の「プチ修行」、つまり「ちょっとした練習」を始めましょう。今回紹介した「言葉抜き」など、ムダな考えに歯止めをかける練習を、時間の合間にやってみるのです。
もし「ムダな考えをしない習慣」が身に付いたら――想像するだけで、人生変わるかも?と思えてきませんか。ぜひ実践してみてください。
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