外国人が押し寄せる「円頓寺商店街」の吸引力 名古屋屈指の老舗喫茶がゲストハウスに

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2週間かけて日本を北上する途中、「西アサヒ」に寄ったというスイスからの旅行者
芸能、アート、農業、ファッション、音楽、IT企業など、さまざまなグラウンドで活躍するリーダーにフォーカスする熱中ニッポン。前回(名古屋は、なぜ外国人にとって宝の山なのか)に続き、「名古屋の訪日インバウンド」をテーマにキーパーソンにお話を聞きました。
今回は、名古屋の円頓寺商店街でゲストハウス「西アサヒ」を運営する田尾大介さんにインタビュー。「ゲストハウスは訪日インバウンドのラボ(研究所)」と話す田尾さんが目指す、旅行者にも旅行業者にもうれしい観光ビジネスについてじっくりお聴きしました。

地元で80年以上愛されてきた喫茶「西アサヒ」

この記事はDiGJAPAN!(運営:昭文社)の提供記事です

名古屋駅と名古屋城を結ぶ道に位置する円頓寺商店街(えんどうじしょうてんがい)。名古屋駅から徒歩20分という場所にありながら、アーケードの中に一歩足を踏み入れると、懐かしい雰囲気とゆったりとした時間の流れを感じます。そんな商店街を少し歩いたところに、おしゃれなカフェ風の「西アサヒ」が見えてきます。

――まずは、「西アサヒ」についておうかがいします。ここはカフェでありゲストハウスなんですよね?

創業当時のままの大きなガラス窓が目印

田尾:カフェレストラン&ゲストハウスなのですが、私たちは1階を喫茶・食堂、2階は民宿と呼んでいます。

もともと、円頓寺商店街で80年以上にもわたって愛され続けた老舗喫茶「西アサヒ」を、2015年4月にリニューアルオープンしました。

1階は喫茶店時代の面影を残しつつ、夜はハッピーアワーでビールを楽しんでもらったり、イベントスペースとしても活用しています。2階はドミトリーと和室の宿泊施設にして、「商店街に泊まる」新しいスタイルを旅行者に楽しんでもらってます。

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