――完全自動運転を早く開発していただきたい。
伊勢清貴専務役員:完全自動運転を目指して開発を進めているが、無人運転、ドライバーのいない車を目指しているわけではない。トヨタの考えは、ドライバーを支援し、楽しみと自動の両立を目指している。自動運転技術によって、高齢者が少しでも長く運転を楽しめるようにしたい。目の見えない方が行きたいところに行けることも目指しており、一刻も早い完全自動運転に向けて頑張っていく。
エアバッグ問題では対応追いつかず
――豊田章男社長がマツコ・デラックスの番組など、経済以外のメディアへの出演が増えているのはなぜか。
豊田社長:マツコさんとの出会いはトヨタのCMに出られたのがきっかけ。大変律儀な方で、トヨタのCMが決まったとき、他社の自動車を発注していたのをキャンセルして、レクサスを買われた。偶然、その販売員が私の担当でもあり、親しくお話をさせていただくようになった。その中で、株主総会や記者会見で面白みがない、もう少し素を出したらどうか、と提案をいただいて出演した。
(撮影は)何のシナリオもなく、(トヨタの)元町工場の連中が社長の私に何の気遣いもなく案内していた姿が出たことで、「トヨタって気さくな会社」「トヨタの社員はこんな感じなんだ」ということが伝わった。
――タカタ製エアバッグのリコール問題への対応策を聞きたい。
佐藤和弘常務役員:日本では、トヨタ車の2割から3割にタカタ製エアバッグを搭載している。交換部品を一生懸命準備しているが、まだまだ十分に供給できていない。メーカーと一緒に一刻も早く提供できるようにしたい。
トヨタ自動車の株価・業績 は「四季報オンライン」で
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら