トヨタ「C-HR」は走りもスタイルも規格外だ

渾身の新型SUVが狙うのは「先駆者」の復権

トヨタ自動車の新型SUV「C-HR」に注目が集まっている(写真:山本 シンヤ)

トヨタ自動車が3月上旬にスイスで開かれたジュネーブモーターショーで世界初公開した「C-HR」が話題になっている。クロスオーバーSUV(スポーツ多目的車)と呼ばれるジャンルに属する新型車だ。2016年内にも日本をはじめとする世界の主要市場へ投入するとみられている。

C-HRはむしろ「量産モデルのほうがカッコいい」

5ドアながらも3ドアを錯覚するようなプロポーション

トヨタのプレスカンファレンスは3月1日11時45分からの予定だったが、15分刻みで行なわれる各メーカーのプレスカンファレンスが遅れ、開始されたのは30分後の12時15分。筆者は早めに席を確保したが、開始直前にトヨタブースは報道陣であふれかえっていた。ジュネーブショーには過去10年近く通っているが、トヨタブースがここまでにぎわっているのを見たのは初めてである。

実はこのC-HRは2014年のパリモーターショーで“純粋”なコンセプトモデル、2015年のフランクフルトショーでは“量産に向けたアップデート版”のコンセプトモデルがお披露目されてきた。

どちらのモデルも、クーペとSUVを融合させた「全天候型スポーツ」といったイメージで、アグレッシブなフロントマスクや力強いスタイルは特徴だったが、「このまま市販化はないでしょ!!」と思っていた人が多かったと思う。

ボディサイズは「RAV4」よりも若干コンパクト

そして今回の2016ジュネーブモーターショー。報道関係者がかたずをのんで見守る中、披露されたC-HRには、筆者を含め多くの人が驚きを見せていた。ほぼこのまま市販されるとみられるが、「コンセプトカーから量産モデルになると、最初の勢いがなくなりガッカリ」といわれるケースが多い中、C-HRはむしろ「量産モデルのほうがバランスが良い!!」「量産モデルのほうがカッコいい」という意見が多く聞かれたからだ。

次ページC-HRを語る上で外せないSUVの歴史
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