ユナイテッド航空「空の絶景」が大ブレイク 旅客事業で生まれたインスタの成功事例

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「シネマグラフは視覚的に目にとまりやすいので、インスタグラムに最適だ。しかも、手を止めて再生して見るかどうかに関わらず、コンテンツのメッセージを伝えることができる。私たちはこのフォーマットでの成功を見てきた。将来的にも、より多くのシネマグラフを試みる計画だ」と、ケスラー氏は言う。

全米旅行産業協会によると、アメリカ国内のレジャー・トラベルは2015年を通じて着実に伸びており、2016年にも増加していると見られている。旅行の数が増えるにつれてソーシャルメディアは、航空会社にとって重要な要素となってきた。

クリムゾン・ヘキサゴン(Crimson Hexagon)による2015年のレポートは、「ソーシャルメディアが航空会社にとってますます重要になってきており、ブランド各社は、より流動的でインフォーマルな言葉でもって、カスタマーとソーシャルメディア上でコミュニケーションを行う必要がでてきた」と、指摘している。

フォーカスライト(Phocuswright)の宿泊・レジャー旅行・シニアリサーチアナリストであるロバート・コール氏は、「航空会社はこれまで、自分たちのサービスを日常に不可欠なコモディティーとして売り込むために努力を惜しまなかった。いま彼らは、逆にサービスへ人間らしさを加えている。ユナイテッド航空はそれをコンテンツ、トーンの両面から正しい方法で行っているようだ」と語る。

インスタのアルゴリズム対応

インスタグラムがアルゴリズムによって大幅に変化するのに備えて、ユナイテッド航空を含めた多くのブランドは、インスタグラム上での戦略を考え直さないといけなくなっている。すでにユナイテッド航空はコストを支払って、自分たちのポストをプロモーションしはじめた。オーディエンスのなかでも、さらにターゲットを絞ってリーチしているようだ。

「ほとんどのチャンネルがお金を支払うことでサポートを得るようになっていることは理解している。しかし、ソーシャルメディアでのキーはそこにある。決まり切った公式は存在しない。常に変化に対応できないといけない」と、ジーン氏は言う。

Tanya Dua(原文 / 訳:塚本 紺)

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DIGIDAY[日本版]編集部

2015年9月1日にローンチした「DIGIDAY[日本版]」を運営。同サイトでは米「DIGIDAY」が日々配信する最新のデジタルマーケティング情報をいち早く翻訳して掲載するほか、日本国内の動向についてもオリジナル記事を配信している。メディアジーンが運営

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