ユナイテッド航空「空の絶景」が大ブレイク 旅客事業で生まれたインスタの成功事例
「(写真に撮られた)これらの光景は、一般客が毎回目にするようなものではないかもしれない。けれど、ちょうど良いタイミングで絶好の場所に出くわすことがあれば、同じような絶景を撮影することができる」と、ユナイテッド航空のソーシャルメディアを担当するワンダーマンのソーシャルメディア責任者コートニー・ケスラー氏は言う。「写真の多くは私たちが『ゴールデン・アワー』と呼ぶ時間帯に集まっている」。
航空写真だけに限らない
インスタグラムはユナイテッド航空のソーシャル・プラットフォームのなかでも、もっとも高いエンゲージメントを誇っているだけでなく、その成長の速さもトップクラスだ。インスタグラムを覗くと#unitedairlinesというユナイテッド航空のハッシュタグを使っているユーザー数は、15万人にものぼる。ユナイテッド航空のアカウントはおよそ10カ月でフォロワー数を2倍の24万5000人に伸ばした。
しかし、コンテンツは航空写真だけに限らない。ケスラー氏によるとユナイテッドは、ほかの種類のコンテンツも試しているということだ。珍しい旅行先で撮影された感動的な写真は、航空写真に続くパフォーマンスを見せている。
オーディエンスにハッシュタグ「#unitedairlines」の利用を促しており、ユーザーのコンテンツも定期的に特集する。感謝祭の祝日にはユナイテッド航空のシェフによる「空のごちそう」レシピを中心にアップデートした。動く写真「シネマグラフ」もポストしている。