セブンプレミアム、好調ゆえの悩み

15年に売り上げ1兆円へ倍増

「セブン-イレブン」「イトーヨーカ堂」の店頭に並ぶ「セブンプレミアム」。お手ごろな価格ながら一定以上の品質を持った製品をとりそろえ、人気を博しているプライベートブランド(PB)商品だ。

PBとは、大手小売り企業が企画して独自のブランド名で展開する商品群。小売り企業と製造を委託されるメーカーが共同開発することで、商品流通のコストや広告宣伝費などを抑え、安価な価格で商品を提供できる。

セブンプレミアムは、急激な勢いで伸びている。前期4200億円の売り上げは、今期には4900億円を超える勢いだ。セブン&アイホールディングス(以下「セブン」)は、この勢いをさらに加速する。

セブンは12月12日、自社のプライベートブランド(PB)「セブンプレミアム」の売上高を、15年度までに1兆円にまで高めると発表した。4年間で倍増以上にまで拡大するという意欲的な戦略だ。

品目数を大幅に拡充

売り上げ計画の達成に向け、「セブンプレミアム」の中でも付加価値の高い商品をそろえた「セブンゴールド」のカテゴリーを拡充。「金のハンバーグステーキ」や「金のビーフカレー」など現在の11品目を、15年までに300品目まで広げる。同時に、生鮮、総菜、服飾雑貨など、まだ拡大の余地がある分野での開発を重点的に行う。セブンプレミアム全体の品目数は、11年度の1500から2400にまで増やす計画だ。

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