マザーマシン難攻不落の地、米国へ 森精機・現地工場レポート
そんな周囲の声に反応してか、今月初旬に行われた工場の開所式で森社長は「I don’t care about reputations.(評判は気にしない)」と言い切った。工場の出来栄えへの自信を見せ、米国市場の重要性や、今後20年、30年と深くコミットしていく旨を壇上で語った。
森社長への期待
ギルデ社との資本業務提携以降、海外生産販売網の拡充に関しては業界の中でも急先鋒といえる。他社と一線を画した道を歩むことがたやすいことでないのはトップ自身が一番わかっているはず。その上で口にした言葉であろう。
森精機がグローバル体制を盤石にするには、この北米工場を軌道に乗せることが大前提だといえる。各社が翻弄されてきたこの米国での成功はたやすくはなさそうだ。すぐに結果を求めるのはこの業界では酷なことだが、積極的な発信を続ける森社長には期待が集まる。それに応え続けることはできるのか。先行投資がかさむ時期だが、踏ん張りどころである。
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