景気減速が波及、優等生ファナックも足踏み

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景気減速が波及、優等生ファナックも足踏み

工作機械の精密さのカギを握るNC(数値制御)装置、自動車の組み立てや溶接の効率化を可能にした多関節ロボット--。

これらの製品で国内外トップシェアを握るファナック。営業利益率を4割前後に保つその収益力は業界でも群を抜く。約3兆1200億円という株式時価総額(2012年10月現在)は、同業の産業機械セクターで2位の三菱重工業の約1兆2000億円の3倍近い圧倒的な存在だ。直近2012年3月期も過去最高益を更新した。

だが、このファナックの勢いも、ここへきて足踏み状態になりつつある。

ファナックが10月25日に発表した13年3月期9月中間決算(12年4~9月期)は、売上高2636億円(前上期比1.1%減)、営業利益1018億円(同12.6%減)と2ケタ減益となった。

ファナックの決算短信を眺めるかぎり、好調を止めた主な要因はFA部門(NC装置)の失速だ。

FA部門の今上期売上高は1075億円(前上期比24.4%減)。ロボットが589億円(同11.1%増)、ロボマシン(小型マシニングセンター)が972億円(同36.5%増)と拡大したのとは対照的だ。ファナックはセグメント別の営業利益を開示していないものの世界的にシェアが高く利益率も高いとされる、FA部門の減速が響いているとみられる。

 

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