オンリーと資本提携 丸井が紳士服を拡充へ

オンリーと資本提携 丸井が紳士服を拡充へ

丸井グループは、「ザ・スーパースーツストア」などを展開する紳士服製造小売りのオンリーと提携する。オンリーが実施する7・7億円の第三者割当増資を引き受け、出資比率21・8%の持ち分法適用会社とする。

オンリーは、20~30代男性向けを中心に、1万9000円と2万8000円でスーツを販売する「ツープライス店」の草分け。丸井が自社ブランドで展開するスーツは4万~6万円台が中心だが、今後、このツープライス業態がテナント出店すれば、低価格帯の品ぞろえを広げることが可能。自社工場で独自の生産ノウハウを持つオンリーと交流を図ることで、品質向上につなげたい狙いもある。

オンリーにとっても、提携は成長に弾みをつけるチャンスだ。現在、同社は地盤の関西を中心に約60店を展開。2007年8月期の売上高は73億円だが、さらに売り上げを伸ばすには、首都圏への出店拡大が必須と見ていた。

両社は今後、生産ノウハウの共有化によるコストダウンや、商材の相互補完などを図ることも計画。丸井は11月に開かれるオンリーの株主総会を経て、取締役2人を派遣する予定だ。

団塊世代のリタイアで縮小傾向にある紳士スーツ業界。唯一ともいえる有望マーケットが若年層向けスーツだ。青山商事、AOKIホールディングスといった紳士服専門店も、この層に向けたオリジナル商品が好調で、売り上げを伸ばしている。業態をまたいだ競争が激化しそうだ。
(堀越千代 撮影:今井康一 週刊東洋経済)

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