ヤマガミユキヒロの《platform no1/no2》も、じいっと見入っている人が多い。
細密な鉛筆画に4分48秒の映像を重ねて、中央線ホームの朝から夜までの移ろいを表現している。音もなく電車が滑り込み、夜明け、昼、夕暮れと空の色が変わっていく。まるで夢の中の出来事のよう。「家に飾りたい」という鉄道ファンも多いそうだ。
田中さんは、「9組の作品のうち、1つでも何かを感じて持ち帰っていただければいいと思います」という。身近な鉄道がテーマなので、入っていきやすい展覧会だ。
ところで、「始発電車を待ちながら」というタイトルなのに開館は午前11時ですよね?
「それを言われると困るんですけど、平日の夜は8時までオープンしています。駅舎から見るビルの夜景もきれいですよ」
この時期は丸の内のイルミネーションとセットでどうぞ。
出品作家:パラモデル、本城直季、クワクボリョウタ、柴川敏之、秋山さやか、廣瀬通孝、大洲大作、ヤマガミユキヒロ、廣村正彰
「始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート9つの物語」 開催中~2013年2月24日
東京ステーションギャラリー
東京都千代田区丸の内1-9-1(JR東京駅丸の内北口 改札前)
℡ 03-3212-2485、開館時間 11:00~20:00(土・日・祝は18:00まで、入館は閉館の30分前まで) 休館日 月曜(12月24日、1月14日、2月21日は開館)、12月25日、12月29日~1月1日、1月15日、2月12日 入館料 500円(オープン記念料金)、中学生以下は無料
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