「儲からない体質」から脱せない大手損保 堅調は東京海上のみ

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大手損害保険3グループの2012年度上期(4~9月)決算は、保有株式の株価下落に大きく揺さぶられる結果となった。

3大損保グループのうち、MS&ADインシュアランスグループホールディングス、NKSJホールディングスの2社が連結最終赤字を計上。2012年度通期で3期連続の最終赤字が避けられないことを理由に、NKSJは期末配当の減配に踏み切る。一方、保有株評価損の影響が比較的少なく、業績が堅調な東京海上ホールディングスは増配方針を堅持。明暗が分かれている。

一般企業の売上高に相当する損保事業の正味収入保険料は、各グループとも12年度上期は前年同期比増収となった。最主力の自動車保険の新規契約がエコカー補助金による需要創出策の恩恵を受けて、国内で拡大したことが主因だ。東京海上では、米欧やアジアなど海外保険子会社の正味収入保険料も2割近い増収になった。MS&ADの海外保険事業も現地通貨ベースで正味収入保険料を伸ばしている。

災害続きで多額の保険金を支払い

損益では、各グループとも生命保険子会社が好調を維持する一方、主力の損害保険は「儲からない体質」から抜け出せていない。

火災保険では昨年度に大きな出費となったタイの洪水被害による保険金支払いがほぼなくなったものの、国内では春先から超大型の低気圧や竜巻、台風被害が立て続けに発生。引き続き多額の保険金支払いを余儀なくされた。下期は米国のハリケーンによる保険金支払いが、東京海上を筆頭に3社合計で400億円超にのぼる見通しだ。

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