「白馬に乗る」タイプと「白馬を待つ」タイプ あなたの女性部下の見分け方

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5.社外ネットワークづくりの積極さが違う

役職や職業に関わらず、これからもキャリアアップしたい願望のある女性は、積極的に社外の交流会やセミナーに参加します。自ら白馬に乗って、視野・可能性を広げ、キャリアアップへの栄養分を補給していく。一方で白馬を待ち、守っていくのが好きな女性は、社外ネットワークでも、交友関係は学生時代の知人を中心に大切にしていくのかもしれません。

2つのタイプに明確に仕分けするのが難しいタイプもいるでしょう。けれども女性部下のタイプを少しでも見分けることができれば、「この部下には、こんな仕事もお願いしていいのかな?」「この部下にはこんな大役も任せられるかな?」と、対応方法もおのずとわかってくるものです。

いずれにせよ1つだけ言えることは、結局、どちらのタイプであっても、「もっと上司からも一歩踏み込んでほしい」と思っている女性部下は多いということです。

「課長は私にいまだに敬語で話してくるんです」(金融企業・26歳女子)。

「周りの男性部下にはみんな呼び捨てなのに、私だけ〇〇さん、とさん付けで呼ばれて疎外感を感じてしまう」(食品企業・28歳女子)。

女性部下を腫れ物に触るような特別扱いはしないでほしい、というのが現状なのです。だから、決してビビらずに、もっと「こんなことがあってさ~」とざっくばらんに自己開示しながら、一歩近づいてもらっていいと思います。

さらに、これは声を大にして言いたいことですが、「軸のある上司に、女性部下は絶対についてくる!」ということ。

「まったくうちの課長は…」と思われていても、それでもその上司に「ブレのない軸」があれば、普段どんなに勝気な女性であっても「この人のために尽くしていきたい」という女性本能が覚醒してしまうものなのです。

つまり、「この上司を男にさせてあげたい!」と動いてしまうのです。

このコラムをお読みになって「もう遅いかも?」と思っている男性上司の方もいるかもしれませんが、決して遅くはありません。すぐにでも女性部下と話し合ってみてください。

今後も、働く女性の現場で何が起こっているのか、女子会ではどんなぶっちゃけトークが繰り広げられているのか、など男性上司の「わからない」を少しでも解決できるヒントを公開していきます。
 

太田 彩子 「営業部女子課」主宰

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おおた あやこ / Ayako Ota

一般社団法人 営業部女子課の会 代表理事(「営業部女子課」主宰)。早稲田大学卒業後、リクルート・ホットペッパーの企画営業として社内表彰であるMVP制度にて表彰を複数回受ける。その後独立し、ダイバーシティプロジェクトや女性活躍支援に携わり、のべ5万人以上の女性営業を支援してきた。2009年より営業女子のための応援コミュニティ『営業部女子課』を全国で展開し、営業女子の活躍を目的とした勉強会やイベントを開催。NHK「グラン・ジュテ」や日本テレビ「news ZERO」、日経新聞などメディア出演多数。代表著書に『売れる女性の営業力』(日本実業出版社)、『1億売るオンナの8つの習慣』(かんき出版)、『営業女子 働き方の基本がわかる教科書』(プレジデント社)などがある。内閣府特命担当大臣表彰「平成28年度女性のチャレンジ賞」受賞。日本政府主催「WAW!2016」アドバイザー。株式会社ベレフェクト代表取締役。アライドアーキテクツ株式会社社外取締役。太田彩子ブログはこちら。営業部女子課サイトはこちら

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