「旅先でランニング」、ホテル大手が新戦略 ウェスティンが靴大手と提携
ウェスティンというブランドは、お客様の健康増進が大きなテーマ。その中の一つが「ウェスティンワークアウト」。ウェスティンはホテルブランドでは初めて、「ワークアウト(勤務時間外に行うフィットネスプログラムを指す)」をいかにして滞在しているお客様に提供するかということを体現したホテルだ。
ランニングについては、ワークアウトの中でつねに1つの課題になってきた。そこでコンシェルジェが同行する形で実際にランニングのルートを走っていただくサービスを設けたり、NBとの提携によるトレーニングアイテム(ランニングシューズ、ウエアなど)の貸し出しプログラムを今回、グローバル展開することにした。
やはり、どうしても旅行時には、健康維持のために行っている日常習慣を続けることは難しい。ウェスティンワークアウトに何かサービスをプラスすることで、そうした方々に快適な状況を作ってあげられないかと模索をしてきた。
調査の結果わかったのは、旅行時や出張時にトレーニングアイテムを荷物の中に入れるのはなかなか難しいし、たまたま入れていなかったりすることも多いということ。せっかくウェスティンワークアウトでいろいろなサービスをそろえていたり、ランニングする場所があったりしても、実際にはご利用いただけないということがあった。
また、実際にトレーニングウエアやシューズをご持参いただいても、汗をかいてびしょびしょになったウエアを、スーツなどと一緒に荷物の中に入れて持ち帰るのは快適ではない。それも問題点の1つとしてとらえていた。さらに、飛行機に乗るときも、今は航空会社に手荷物を預けるのにプラスアルファで課金されることがある。今回、ウェスティンとNBが提携して行うウエアとシューズなどの貸し出しプログラムを利用すれば、単に快適さだけではなく、そうしたプラスアルファの出費を節約できる。