「感情に振り回される人」の残念すぎる考え方 自分を認められないのに相手は動かせない

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これらは、行動習慣化トレーニング(R)の中での認知行動の転換です。自分のまわりの出来事は、大半のものが変えられません。しかし、自分の行動や認知は変えることができるので、目に見えないものは「見える化」していきます。

自分の、変えることができる「行動」や「認知」

ステップ1:思考を視覚化しよう

常に、頭の中をクリアにするのが理想です。なんかモヤモヤすると感じる際は、白紙のメモ用紙に思い浮かぶことを書きます。この動作は、自分に起きた事象を視覚化することにより、客観的になれるので効果的です。

ステップ2:思考を視覚化したら、目的は何か? を確認しよう

本来の目的と関係ないことで頭を悩ませている方が多いです。そのモヤモヤは解決するべき事柄かどうか判断をすることが大切です。今の自分に必要がないと感じたら、紙を破り捨て思考の整理整頓をすると効果的です。

ここで、本来の目的には関係ないけど、どうしても気分のモヤモヤが続くという時には、「なぜか?」を自分に問いかけて原因を見つけてみるのはお勧めです。注意点として、自分以外の事は変えられないので、その現実を受けとめて進んでいくことも必要になります。

ステップ3:目的が明確化されたら、どうしたら? 解決できるかを考えよう

いつまでも悩んでいるのは時間が勿体ないです。考えるのは行動ですが、悩んでいるのは行動ではありません。時間と期限を決めて、3分以上経過しても解決策が思いつかなければ明日以降に考え直すのも効果的です。

どうしてもその場で解決策を考えたい際には、ステップ4以降を実践してください!

ステップ4:本当に解決したい事を1つから3つまで書いてみる

その中で1つずつ行動に変換していきます。職場の人間関係の改善であれば、“先輩から部下に朝に声をかける”というのが行動です。自分ができそうな行動を見つけていくことが大切です。

ここでの注意点は、相手から◯◯するべき論では何も解決しません。

ステップ5:具体的に行動計画が習慣化されるようにスケジュールに記入する

たとえばステップ4で職場の人間関係を良好にしたいという行動が見つかれば、より具体的に「誰に、いつ、どこで、何を、どのように」行動をするのか、スケジュール帳に記入しておきます。あとは、その行動をできたかできていないかのチェックをするだけです。

もうお気付きかもしれませんが、自分の行動が変わらないと相手の行動は変わりませんので、自分自身からはじめの一歩を進めていくことが何より大切です。最終的に、自分に対して達成感を与えることで自己効力感が高まり、相手から承認されなくてもさくさく動いていけるようになります。

自分の感情のアップダウンは、行動科学マネジメントでいう行動自発率の上げ下げが影響しています。この振れ幅が大きいほど、自分の仕事に対するパフォーマンスを一定にできずに、周りの環境や状態に勝手に影響を受けたと認知してしまい、気分障害だと誤認識してしまう人が増えているように感じます。

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