「率先して行動できる人」「チームで協働できる人」「粘り強くチャレンジを続けられる人」など、さまざまな『求める人物像』に対して「○○リーダー」はアピールしやすいポイントではあるのですが、「サークルリーダーをしていました」だけでは、あなたの良さは残念ながら伝わりません。「また同じ答えか」で終わってしまいます。
企業が知りたいのは「どんな肩書をもった人なのか」ではなく、なぜやろうと思ったのか、そこで何を学び、どう意味づけたのか、それを次にどう活かしたか。あなたがやってきたことの「背景」と「これまでやってきたことが、その先どう活きるのか」ということなのです。
自分はリーダーもやっていないし、アピールできるような大きなこともやっていないと悩む人もいるかもしれません。しかし、自分を知ってもらうためにアピールする内容は、一般的なバイトを2年間続けた、というような平凡なことでもいいのです。
経験の中での気づきや考えたことを話す
たとえばコンビニエンスストアでのバイトなら、その中で「次第に顔なじみのお客さんができて挨拶を交わすようになったら、早朝の仕事が苦ではなくなった。その経験から意識して挨拶するようにしたら、周囲の人間関係も変わってきた」といった話でもいいのです。
学生時代に経験できることは、それほど大きくは違いません。似たような経験の中でも、そこにどんな気づきがあったのか、何を考えたのかを面接では見ているのです。そこにこそ、「あなたらしさ」が潜んでいるからです。
リーダーになりかったのになれなかった経験でもいいですし、留学先で歯が立たずに凹んだ経験でもよいのです。すごく嬉しかった、楽しかった、悔しかったなど自分の感情が伴った経験を振り返って、その背景にあるものや、そこから得たもの、今の自分の強みにつながっている部分を掘り下げて、自分の言葉で語ってみてください。多くの企業は、面接でのそうした言葉の中から、あなたの可能性を探りたいと考えています。
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