日本のマザーマシンが集結する見本市が開幕

50周年の見どころ

2年に1度開催される「日本国際工作機械見本市(JIMTOF2012)」が1日、東京ビッグサイトで開幕した。23の国と地域から工作機械や工具などのメーカー815社が出展している。

自動車や航空機、医療機器などの部品加工に用いられる工作機械。機械をつくる機械「マザーマシン」とも呼ばれる。長年培ってきた技術で日本は競争力を保ってきたが、長引く円高や新興国メーカーの台頭で厳しい環境下での事業を強いられている。

そんな中で各社はより付加価値の高い機種の開発に余念がない。森精機製作所、オークマ、ヤマザキマザックといった大手を中心に、医療や航空機向けの複雑で精密な部品加工を可能にする高級機の出展が目立った。

主催者である日本工作機械工業会の横山元彦会長(ジェイテクト会長)は同日、「第1回開催から記念すべき50周年となる節目の開催。高精度や高効率の追求、知能化や省エネルギー性の進展、新素材加工への挑戦をテーマに、各社が現時点での最新鋭の機械を出展している。日本の製造業の活発化に貢献したい」と語った。

森雅彦・森精機製作所社長は「独ギルデマイスター社との協業によって生まれた新たな加工技術を見てもらいたい」と自信を見せる。杉本健司・シチズンマシナリーミヤノ社長は「(工作機械業界は)これから1年が正念場。町工場の人たちは大変な状況だが、ぜひ見に来てもらって活路を見出してほしい」と意気込んだ。

欧州や中国の景気減速を受け、暗雲が立ちこめる工作機械業界。各社が自信を持って出展する製品が国内外の顧客にどこまで受け入れられるか。「JIMTOF2012」は6日まで開催される。

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