FXで1億超を稼ぐトレーダーは何が違うのか 3000万円が180万に激減しても負けない力
ドル円相場が106円台に突入するなど、急激な円高ドル安が進行している。昨年6月につけた高値から計算すると、約10カ月間で20円も円高ドル安が進んだことになる。ちなみに、アベノミクス相場が始まった2012年11月末から昨年6月まで続いた上昇トレンドの期間は約2年半で、動いた値幅は約44円だ。一般的に、上昇する時より下落する時の速度が早いとされるため単純に比較できないが、足元の下落スピードが早いことはお分かりいただけるだろう。
その相場環境の中で、取引高を伸ばしているのがFX会社だ。例えば、世界ナンバー1の取引高を誇るGMOクリック証券の2月の取引高は、前月比20%増の144兆円に上り、過去最高を更新。FX各社の取引高も揃って増加しており、FXプライムbyGMOに至っては35%近い伸び率を記録している。これは、急激な為替変動が損切りを誘発した一方で、FX取引が活発に行われているからだ。
1億超の利益をたたき出す、四国の近藤氏とまっちゃん
特に、FX会社では大口顧客にあたる「億トレーダー」の動きが活発だ。あるFXトレーダーは、「これまで一回の取引が1本(インターバンク市場での最小取引単位で、1ドル100円の場合だと1億円)から3本程度だったものを、今年は30本に増やした。過去最高の利益をあげている」と話す。取引高を大幅に増加させ、レートを動かすほどの影響力を持つ個人トレーダーの代表格「億トレーダー」は、いったいどんな手法で利益をあげているのだろうか。
今回、取材したのは、四国在住の億トレーダーである近藤氏とまっちゃんだ。現在、30代になったふたりは10代で出会い、お互いに刺激し合いながらトレード手法を磨いてきた。興味深いのは、全く違うトレード手法で利益をあげていること。取引時間もエントリーのタイミングも違うのに、ふたりそろって億を超える利益をたたき出しているのだ。
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