OPECの4月産油量、過去最高に迫る

国際舞台復帰したイランの伸びが押し上げ

4月29日、OPEC加盟国の4月の産油量が過去最高を記録した1月の水準に迫ったもようであることが分かった。写真は2013年7月、ウィーンで(2016年 ロイター/Leonhard Foeger)

[ロンドン 29日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)加盟国の4月の産油量は、過去最高を記録した1月の水準に迫ったもようだ。イランとイラクの生産量が拡大し、クウェートのストライキなどの押し下げ要因による影響を相殺した。

ロイターが業界筋への取材や輸出データを基に算出した。

4月のOPECの石油供給量は日量3264万バレルと、前月の日量3247万バレルから増加。ロイターが調査を開始した1997年以降で最高となった1月の日量3265万バレルにほぼ並ぶ水準となった。

イランの生産量は日量340万バレルと、西側諸国による制裁が解除された1月以降で最も伸びた。また2011年末時点の水準である日量350万バレルが視界に入ってきた。ただ増加分の一部は在庫放出の可能性もあるという。

一方、サウジアラビアの産油量は日量1015万バレルと、前月の日量1018万バレルからほぼ変わらずで推移した。17日に行われた主要産油国による増産凍結をめぐる協議が決裂したことを受けて、同国は生産拡大の可能性を示唆したが、産油量を維持しているもようだ。

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT